Tracks
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About this album
第1期スティーリー・ダンの有終の美を堪能できる、レコーディングユニットとしての完璧主義を極めた一作。大ヒットした前作『Aja』で大きく機能拡張したスティーリー・ダンが、さらにその先を目指した7作目のアルバム。スティーヴ・ガッドやチャック・レイニー、ラリー・カールトンなど、ここでもそうそうたるセッションミュージシャンが約40名も集結してきらめくような演奏を寄せているが、本作には『Aja』にあった生々しい躍動感は息を潜め、その代わりにスタジオプロダクションの極北を行くような透徹した視線が浮上。よりミニマルなアレンジ優先の作風は時に息苦しくなるほど。また、いくつかのトラブルに見舞われて難産となった本作の制作過程もあってか、彼らはこの後の20年間、アルバムを作ることがないまま活動を休止してしまう。とはいえ、軽快なミュートギターの響きが耳に心地よいシングルカット曲「Hey Nineteen」やロマンティシズム漂うタイトル曲「Gaucho」の歌い口など、その無機質なグルーヴや質感も含めて本作ならではの魅力も数多い、隠れた名作。